マーケットが拡大基調にある中、宿泊業界は“今”人材確保に苦しんでいます。そして、日本はこれから人口減少=労働力減少の道を歩むことになります。業態同士の労働力確保の競合の時代に備えて“今”から手を打っていかなければなりません。労働力の確保には、定着率向上、人材育成、採用の視点がありますが、これらは一体となっています。
個々個別の環境を抱えている業界として正解は出せませんが、有力な労働力となり得る「女性・シニア層」の人材確保のための視点を事例を含めて紹介する中で、参考にしていただければと思います。
講座概要 | 公開日 | |
Week1 | はじめに 観光庁 観光産業課 観光人材政策室 田村寿浩 本講座の紹介になります。 |
平成30年 2月8日(木) |
1. 宿泊業の未来を考える マーケットは拡大基調で、未来は明るいが、労働力確保に厳しい環境に備える必要があります。 |
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2. 新たな視点での労働力へのアプローチ 潜在労働力としての「女性・シニア等」様々な視点での労働力へのアプローチが必要です。 |
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3. 従業員のモチベーション向上の手法 モチベーションの構造を考えることにより、その有効活用を図ります。 |
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Week2 | 4. 地域一体となった協力体制で人材確保~働きやすさを実現~ 【事例研究】城崎温泉の地域一体となった取り組みの成果の中からその有効性を考えます。 |
平成30年 2月15日(木) |
5. 女性の働きやすさ・やりがいを創出 【事例研究】ホテルニューアワジの定期、新卒採用への転換、定着率を上げる、女性にとっての働きやすさ、やりがいの仕組みづくりからその有効性を考えます。 |
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6. 働いてみたいというブランド構築 【事例研究】湯主一條の湯治場時代のハードを活かしつつ、戦略的にホテルサービスを取り入れ高級和風旅館へと生まれ変わった軌跡の過程から、働き手にとって「ここで働きたい」というブランド構築の重要性を考えます。 |
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7. 顧客ロイヤリティ向上による相乗効果 【事例研究】湯の杜ホテル志戸平の“ありがとう”の文化の導入を契機にした顧客ロイヤリティ向上により、さらなるモチベーションアップ等の効果について考えます。 |
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8. 採用活動における戦略の重要性 【事例研究】城西館の採用の危機に直面した際の取り組みと、入社後の定着率向上のための育成プログラムや参加型マネジメントについて考えます。 |
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まとめ 労働力減少の中、唯一拡大し、活力のあるシニア層に着目し、 厳しい労働力獲得競合の時代を迎える中、人に対する投資の重要性を確認します。 |
(株)JTB総合研究所
講師:近 滋男 Shigeo Kon
コンサルティング事業部 人材開発プロデューサー
旅行業において、多様な団体、組織、法人等の営業に従事、添乗日数2000日以上。
その他、本社営業本部、情報開発・情報企画、教育研修、コンサルティング業務等歴任。
全国各地の200以上の旅館取材、コンサルティング業務に従事。
現在、旅館ホテルのコンサル、教育プログラムを企画プロデュース、地域活性化プログラム、コンサルティングを主体に行っている。
宿泊事業者の皆さま向けセミナー/観光産業で働きたい女性・シニア層の皆さま向けセミナーを2018年2月9日(金)より全国10箇所で開催します!
~人材確保の成功事例を紹介~
詳細は観光庁のホームページ(http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics06_000136.html)をご覧ください。
ともだちに教えよう!
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