これだけは知っておきたい無線LANセキュリティ対策

本講座は全11回の講義動画で構成されます。
第1回~第4回で無線LAN・公衆無線LANを利用する際のリスク
事例を紹介し、
第5回~第9回で具体的なセキュリティ対策の方法を紹介します。
第10回では無線LAN・公衆無線LAN利用時に注意すべきポイントの紹介、
第11回では提供者視点からみた無線LAN・公衆無線LANセキュリティを紹介します。

3月上旬からは別途、追加講座を開設する予定です。

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各回のテーマ

第1回

もっとつながる・使える公衆無線LAN <Wi-Fiの技術>

1-1Wi-Fiならではの技術と仕組みを知ろう
1-2SSIDとは何か
1-3電波でつながる親機と子機
1-4 Wi-Fiを使うということ

第2回

とっても危険! 「野良Wi-Fi」

2-1外出先のWi-Fiスポットで仕事のメールをチェック
2-2パスワード入力が不要なWi-Fiスポットに接続
2-3そのメール、悪意のある第三者に見られてしまうかも <盗聴の危険>

第3回

そのWi-Fi、本物ですか?

3-1いつものカフェでWi-Fiを使ったらダメなの?
3-2Wi-Fiの自動接続は便利だがリスクもある
3-3そのアクセスポイント、もしかしたら偽物かも?

第4回

さまざまな公衆無線LANサービスを知ろう

4-1自治体などが提供する公衆無線LAN
4-2通信事業者が提供する公衆無線LAN
4-3訪日外国人旅行者が利用する公衆無線LAN
4-4セキュリティ対策がされていないサービスに注意。 トラブルは自己責任

第5回

Wi-Fiの接続と暗号化の仕組み

5-1アクセスポイントの選択と判断 <暗号化の有無を確認>
5-2カギを利用した接続
5-3暗号化の仕組みと特徴
5-4接続時に確認できる暗号化の種類
5-5暗号化の種類
5-6公衆無線LANへのログインの種類

第6回

安全なWeb利用の方法

6-1アクセスポイントの暗号化とWebの暗号化の違い
6-2保護されていない通信とは
6-3Webサイトを安全に利用する通信の暗号化とは
6-4「https://」の利用と確認方法

第7回

自分で重要な通信内容を守る

7-1VPNによってどう安全になるのか
7-2アクセスポイントの暗号化とVPNの暗号化
7-3VPNの通信イメージ

第8回

より安全・安心にWi-Fiを使うために

8-1利便性と危険性を考えよう
8-2公衆無線LANを適切に利用する判断力
8-3公衆無線LANを安全に利用するために

第9回

Wi-Fi規格の最新動向

9-1次世代規格に対応したアクセスポイントの普及
9-2安定性や速度が向上 -Wi-Fi 6の特長-
9-3WPA2からWPA3へ

第10回

無線LAN利用時に注意すべき3つのポイント

10-1セキュリティ対策の3つのポイント
10-2ポイント1 接続するアクセスポイントをよく確認しよう
10-3ポイント2 正しいURLでHTTPS通信をしているか確認しよう
10-4ポイント3 自宅に設置している機器の設定を確認しよう
10-5セキュリティ対策の3つのポイント(テレワーク利用時)
10-6無線LANセキュリティガイドライン

第11回

提供者視点からみた無線LANセキュリティ

11-1無線LANサービス提供者の拡大
11-2セキュリティ対策は提供者の責務
11-3利用者の意識や動向を知ろう
11-4暗号化の実施とパスフレーズの伝達方法
11-5無線LANのセキュリティ方式
11-6端末同士の通信禁止
11-7偽アクセスポイント対策
11-8無線LAN機器の適切な運用
11-9業務用ネットワークとの分離
11-10利用情報の確認や認証が有効な例
11-11利用者情報の適切な確認・認証
11-12アクセスログの記録・保存
11-13利用者に安心を提供するための対策
11-14使いやすい無線LANサービスの実現
11-15無線LANセキュリティガイドライン

講師・スタッフ

猪俣 敦夫

大阪大学 教授、情報処理安全確保支援士、CISSP。立命館大学 客員教授。一般社団法人公衆無線LAN認証管理機構 代表理事、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター 理事。奈良県警サイバーセキュリティ対策アドバイザ、大阪府警セキュリティアドバイザ、ベネッセHD、カプコン、阪急阪神HDサイバーセキュリティ顧問、等。

安全を守る各種のセキュリティ技術だけでなく、安心できるインターネットの確立に重要な暗号やネットワークセキュリティ技術、またNICT SecHack365や文部科学省enPiT Security等、若手の情報セキュリティ人材育成にも携わる。

横山 輝明

国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT) ナショナルサイバートレーニングセンター 主任研究員。神戸情報大学院大学 特任准教授。

NICTにて若手セキュリティ人材育成プログラム SecHack365 を担当、運営に取り組んでいる。完全オンライン大学のサイバー大学に開学より参加し、講師としてオンライン教育の提供に取り組む。現在、神戸情報大学院大学においても教鞭をとり、実践的な学びを合言葉に、技術を能動的に使いこなし諸問題に対して自ら解決できる人材の育成に携わる。

講座概要

講座名 これだけは知っておきたい無線LANセキュリティ対策
講座内容 観光・ビジネス・防災等の様々なシーンにおいて、無線LAN・公衆無線LANの活用・普及が進んでいます。一方、無線LAN・公衆無線LANは使っているけどセキュリティは意識していない、そもそもどんなセキュリティ対策をすればいいかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
本講座では、脅威やリスクの事例を通じて、無線LAN・公衆無線LANを使う際に自己防衛するための知識を学べる構成になっています。
ビジネス上の重要な情報をやりとりするとき、個人情報を入力するとき、オンラインバンキングを利用するときなどに、適切な行動やセキュリティ対策を行えるようになるとともに、受講後には周囲にも無線LAN・公衆無線LANを使う際の正しい行動やセキュリティ対策を伝えられるようになることを目指します。
講師 猪俣 敦夫  横山 輝明
前提条件 無線LAN・公衆無線LANをこれから利用したいと考えている方や既に利用したことがある方を対象としています。
課題内容 受講後に実力テストとして6問の選択式問題が出題されます。
修了条件 ※本講座では「修了証」の発行はありません。
学習期間 2週間

受講の流れ

講義動画

選択式課題

受講完了

講座はMOOCのプラットフォーム「gacco」を通じて提供。

※Massive Open Online Coursesの略。