ドコモgaccoがサポートした、一般社団法人Sustainable Gameと株式会社SEAMESが共同で運営する、社会や環境とよりよい関係性を築いていくことを目的としたソーシャルグッドなSPINZのYoutubeシリーズにオリジナルコンテンツを加えて再編成したものをMOOC講座として開講します。
世界を回そう、みんなの力で。
SPINZとはZ世代※に向けたソーシャルグッドなリアリティ番組です。公募を通して選出された22歳以下の社会をより良くするために行動を起こす「ソーシャルグッドアクションリーダー」と同世代のタレントが共に4つのテーマに関する課題解決を行なっていく中で生まれる葛藤や成長を通して、多くの方と共に日々の学びや経験を社会をより良くする行動に変えるきっかけをお届けすることを目指しています。
※Z世代 … 1990年頃ー2012年頃に生まれた世代のこと。
公募を通して選出された以下4名のリーダーが、4つのテーマの課題に挑みます。
クリックするとプロフィールがご覧いただけます
※プロフィール等の情報は2021年度のものとなります。
"食と健康" テーマのリーダー
齊藤 勇太
プロフィール
2005年生まれの現役高校1年生。
趣味は水泳と書道で、国際政治・宇宙工学・震災復興・環境に優しいヴィーガンに興味あり。
環境団体Earth Guardians Japan のメンバーで、環境省ユース政策提言チームに参加し、小泉環境大臣と唯一の中学生としてオンライン対談の経験がある。ミートフリー給食の提案などを行う。
また、オンラインイベントも主催。
ーどのような学びとの出会いを通してSPINZで挑まれている課題を知りましたか?
私はコロナ禍で、学校が休校になった中学3年生の4月から、オンラインイベントに参加するようになり、その中で10ヶ月の豪留学を経験した1人の女子高生との出会いが『環境に優しいミートフリー』に大きな興味をきっかけになりました。その方と共同主催で昨年5月にヴィーガンに関するオンラインイベントを初主催したことで、一層関心を持ち、より詳しく勉強したいと思うようになりました。母が学校給食の現場で調理員として働いていることもあり、給食にも強い思いがあります。そこでSPINZではミートフリーと学校給食を結びつけた『1日ミートフリー給食』の導入を目指します!!!
今年2月には世界的環境団体Earth Guardians の日本支部メンバーの試験に合格し、環境省ユース政策提言チームに参加させていただき、唯一の中学生として小泉環境大臣ともオンライン対談させていただきました。3ヶ月間、チームのタレントさんと協力しながら頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!!!!
"ジェンダーとLGBTQ" テーマのリーダー
荒竹 ゆりな
プロフィール
20歳の大学生。
昨年千葉の高校を卒業し、King’s College Londonで物理と哲学を専攻。現在はCOVID-19の影響を受けて休学し、東京で環境経営に関連したインターンへ参加。
高校時代に模擬国連やボランティアに取り組む中でSDGsへの興味が深まった。特にジェンダー問題に強い関心があり、SPINZにもこのテーマで応募。趣味は昔から日韓の女性アイドルのオタク!アイドル文化とジェンダーの関係性を考えたりも…
ーどのような学びとの出会いを通してSPINZで挑まれている課題を知りましたか?
色々なきっかけがあって「ジェンダーとLGBTQ」の課題を知りました。三つ主なきっかけを挙げますと、一つ目は、フェアトレードに関する活動です。中学時代、インターナショナルサークルという同好会で、フェアトレード衣服のファッションショーを行いました。アパレル産業には、発展途上国の女性の労働問題が深く関わるので、課題の認識に至りました。
二つ目は、理系に進学したことです。現状では、日本の理系分野には女性が少なく、研究者としての道には女性特有の困難があります。大学進学の準備をするにあたって、このことについて考えたのが、ジェンダー不平等への興味を強めました。
三つ目は、模擬国連活動です。高校時代、模擬国連で国際問題・社会問題について学び、議論してきました。ジェンダーの議題も扱い、ジェンダー不平等やLGBTQ差別の問題を、さまざまな国の立場から検討したことは、視野を広げてくれました。そのほかにも、日常での女性特有の事情や、LGBTQ当事者の友達がいることなど、色々な契機が私の中の「ジェンダーとLGBTQ」テーマの問題意識を高めました。
"気候変動とプラスチック問題" テーマのリーダー
宮沢 桜太朗
プロフィール
慶應義塾大学環境情報学部在籍。
2002年にフランスで生まれ7回の引越しを経験。
人種差別に悩みながらも幼少期をドイツで過ごす。
現地のサッカー、卓球チームに所属しスポーツ漬けの日々を過ごす。また、服を褒められたことをきっかけにファッションの沼にハマる。
中学生の時、親にミシンを買ってもらい服作りを始めファッションデザイナーを夢見る。しかしロンドンの芸術大学のサマースクールに参加した時に偶然ファッション業界に対するデモを目撃したことにより、ソーシャルグッドな服作りを大学で行うことを決意。
現在は環境に負荷をかけない繊維作りを構想中。趣味は料理とアルティメット。
ーどのような学びとの出会いを通してSPINZで挑まれている課題を知りましたか?
高校の授業で、SGDSに関するテーマを調べて発表をする機会がありました。プラスチック問題や教育格差など、お前それ興味無いだろ笑みたいなテーマで調べ物をする友達を見ながら、マインドマップの中心に自分の興味があった「ファッション」を入れてみました。するとspinzで取り組んでいるマイクロプラスチック問題を含む多くの課題が見えてきました。
その授業の一年ほど前、高二の夏休み、ファッションデザイナーになりたくてロンドンの芸術大学に行っていました。そこで偶然ファッション業界に対するデモを見かけ、大きな衝撃を受けました。自分がなりたかったデザイナーは大量消費、大量廃棄を促す可能性があると。その原体験が、高校の授業で調べてみることに繋がり、spinzに繋がっています。
"教育と格差" テーマのリーダー
猪村 真由
プロフィール
横浜雙葉高校出身。KBC16期。
闘病中の子どもたちを支援する学生団体 Sparkle Ways Project 代表
他分野と医療を掛け合わせて、自分の価値を見出したいという思いから看護医療学部に進学。
Keio Medical App Hackathonや令和元年夏季文部科学省インターンシップに参加。
また、1年次の夏より特定非営利活動法人Being Alive Japanにてインターン生として勤務。
本年6月に開催された、KBCが企画する国内最大級のオンラインビジネスコンテスト「Keio Business Contest SEEDs」において、KBC賞、特別賞を受賞。
その後日経ソーシャルビジネスコンテストでファイナリストに選出。
ーどのような学びとの出会いを通してSPINZで挑まれている課題を知りましたか?
私自身が闘病中のこどもたちにおける教育と格差の課題を知ったのは、友人の死がきっかけです。小学生の頃に亡くなった私の同級生は、「早く学校に行きたい。」と口にするなど、学校にいくことを目標にし、治療と向き合っていました。
日本には約1万5000人の闘病中のこどもたちが療養生活を送っています。しかし、その多くのこどもたちが院内学級の不足により十分な支援を受けられておらず、学びを得ることができていません。教育における学びの時間は、学問の習得だけではなく、生きるエネルギーを引き出す重要な時間であり、病気を理由に制限を受けることはあってはならないと思います。だからこそ、国語や算数などの学びをサポートするだけではなく、仲間と時間を過ごしたり新たな挑戦をサポートするなど、教育の本質を問いながら、生きるエネルギーを引き出す学びの時間をつくっていきます。
※講座を受講するには、gaccoへの会員登録(無料)が必要です。
講義動画・ディスカッション
選択式テスト・課題レポート
修了証の発行
※Massive Open Online Coursesの略。
●インターネット上の講義動画を視聴し、クイズやレポートを提出。
●所定の基準を満たすと修了証(電子ファイル)が発行され、努力の証が得られます。
一般社団法人Sustainable Gameとは、世代の枠組みを超えた共創の場の創出や社会課題を発見、探究できる教育プログラムの提供を通して「自立した他者を大切にする心と責任を持つ人」を生み出し、サステナブルな世界を創造することを目指して事業を行なっている中高生による非営利の一般社団法人です。
株式会社SEAMESは、アートやメディア、エンタメの観点から社会課題解決の一助になる活動を生業とした事業活動を行っています。
『ドコモgacco(ガッコ)』は、NTTドコモの教育事業の中核子会社として、無料で大学レベルの講義を受けられるMOOC※(大規模公開オンライン講座)プラットフォーム「gacco®」の運営を通じ、人生100年時代をより豊かに過ごすために学び直しをしたい方々を応援しています。また法人向けには、「gacco for Biz」として、受講者を限定した法人オリジナル研修の配信サービスや研修コンテンツのご提供もしています。
※ MOOCとは:Massive Open Online Coursesの略称で、「大規模公開オンライン講座」と訳されます。Web上で誰でも無料で参加可能な大規模な講座を提供し、修了者に対して修了証を発行する教育サービスです。2012年より米国を中心として、主要大学および有名教授により公開され、2021年現在で、世界中から2億2,000万人が受講しています。