地域振興や観光振興において文化財はいかなる役割を果たすだろうか。地域の中で埋もれている文化財も、視点や見せ方を変え地域が一丸となって打ち出せば魅力的な観光資源になり得る。本講座は、こうした文化財を活用した観光拠点形成のために必要な視点や体制等のポイントを分かりやすく紹介する。
文化財を中核にまちづくりを進めるためには、まず文化財を取り巻く「ストーリー」を再発見し、文化財をどう活かしていきたいのかというビジョンを地域で共有のうえ具体的に事業化していくことが重要である。講義前半では、長期戦略・事業計画やストーリーの構築の在り方、滞在を楽しめるためのコンテンツ作りなどについて、文化財を中核としたまちづくりを推進するための理論的な講座を「Ⅰ文化財を中核としたまちづくり」と題してまとめた。
後半のⅡ実践・実例編では白川村、妻籠宿など、実際に文化財を観光資源として活用している自治体の事例や、民間業者が伝授する対外発信のポイント、着地型観光の実例等を紹介する。講義最後には文化庁、観光庁から、文化財を活用した観光拠点形成のために資する予算についても紹介するので、観光拠点形成のために役立てていただきたい。
どなたでもご受講いただけます。
本講座は課題の設定はございません。講義動画をご視聴いただくことで講義内容の理解を深めていただきます。
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